2020年8月4日

画:スケッチから水彩へ

  • 土方の木彫は、カイバックルと言われる南洋の手斧で「ガチンガチン」と彫る手法であり、病気や体力の衰えとともに制作が困難になった。
  • 木彫と並行して塑造(油土)による立体作品の制作も手掛けたが、さらに体力が衰えると水彩画を描くことが多くなった。
  • 若い頃から多数のスケッチを残し、それをもとに木彫や塑像を制作していたこともあり、スケッチと立体、水彩で同じモチーフが見られる。
  • 俳優座研究所で、1951年~1965年まで、ほぼ週1回のペースで、モデルを使ったクロッキーの会に参加、デッサンを教え、自分も描いた。
  • 出品作のデッサンは、その頃のものと推定される。同じく水彩画は、末期の作(習作を含む)と推定される。