2020年8月3日

彫:イタボリをパラオに広めた

  • パラオ渡航後の1929年6月、南洋庁の嘱託に採用され、各地の公学校(島民向けの初等学校)を巡回し、生徒に木彫を教えた。ア・バイ(現地の集会所)に残る伝説を描いた絵を手本にするよう指導したという。
  • 南洋庁がパラオ独自の土産物を作るために考案したものらしいが、土方の指導よろしく、後進の生徒達が受け継いだ。
  • イタボリは土方の木彫(平彫り)と似て、板にパラオの神話伝説が彫り込まれたもの、現在ではパラオの代表的な土産物である。
  • 現在は英語で STORY BOARD(ストリー・ボード)と呼ばれるが、IDABORI(イタボリ)と日本語そのままでも通用する。
  • 多くのイタボリ職人から、師(MASTER)としてHIJIKATA‐SENSEIは知られる。