ギャラリー南製作所では、昨年度春に第1期、秋に第2期と、大田区立龍子記念館学芸員木村拓也氏をナビゲーターに迎え、「アートを読み解く力」と題して全6回の読書会を行ってきました。今年春の第3期では、「身体」についての哲学的考察を全3回の読書会形式でしていきます。
GMFアート研究会第3期:〈身体〉はいかに〈わたし〉であるのか
第1回:5月28日(土)14:00~16:00 テキスト:鷲田清一『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、1996)の第1章、第3章 (単行本は中央公論社、1989)※当日は要所を書き出したレジュメを配布。
何よりも近くにあるものの、最も私にとって見えづらいもの、それは〈わたし〉の〈身体〉ではないでしょうか。〈わたし〉の顔は、私が〈わたし〉であると認識するもののはずであるのに、そして、常に外部の視線にさらされているにも関わらず、鏡や写真を通してでしか私は見たことがありません。それならば、〈わたし〉の〈身体〉の全体像は、いかに〈わたし〉であることができるのでしょうか。
このような「身体論」の視点から、本講座の第1回では鷲田清一『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、1996)の第1章、第3章を読み込んでいきます。私たちは、衣服を通じて〈身体〉の何を隠そうとし、何を見せようとしているのか。ファッションと〈身体〉の関係から、〈身体〉のありかを考えていきます。(木村拓也氏)
第2回:6月25日(土)14時~16時 第3回:7月23日(土)14時~16時
会場:ギャラリー南製作所(大田区西糀谷2-22-2) ナビゲーター:木村拓也(大田区立龍子記念館学芸員) 参加費:各回1,000円(資料代、会場代込)
要事前予約:2222gmf@gmail.com ご興味のある方のお問い合わせ、参加申込みもこのメールで受け付けます。全回参加できなくてもかまいません。お名前とご連絡先をお知らせください。感染状況によって日程、形式など変更の可能性もあります。