2021年3月30日

予告:GMFアート研究会4/18スタート

昨年の第2回「地元の女性作家展」の反省会で、話題になった勉強会が、いよいよ研究会としてスタートします。コーディネーター(講師)として、大田区立龍子記念館の木村拓也学芸員にご協力をいただきます。最初は小さく、いずれ大きく育てばいいなと思っています。ご興味のある方は、ギャラリーまでお問い合わせください。

  • 企画名:GMFアート研究会
  • 第1期:アートを読み解く力(全3回)
  • テキスト:ロラン・バルト『明るい部屋―写真についての覚書』(花輪光訳、みすず書房、1985)
  • 会場:ギャラリー南製作所(大田区西糀谷2-22-2)
  • 第1回:4月18日(日)14:00~16:00
  • 第2回(予定):5月16日(日)14:00~16:00
  • 第3回(予定):6月20日(日)14:00~16:00
  • 参加費:各回1,000円(資料代、会場代込)
  • 要事前予約:2222gmf@gmail.com

講師によるシラバス(学習支援計画):ロラン・バルトの最後の著作であり、写真論の古典として広く読まれている『明るい部屋―写真についての覚書』について、全3回の読書会を開催する。記号学者であるバルトは、写真を分析しているうちに、「写真をよりよく見るためには、目を閉じてしまう方がいい」というほどの困難を感じる。しかし、亡くなった母の少女時代の写真から、手に負えないような「時間」との関係性に着目し、写真を非常に内省的なまなざしで読み直そうとしていく。本書で論じられている写真だけでなく、美術作品を読み解いていく上で重要な視点を参加者とともに理解していく。

主催者による研究会立ち上げの趣旨:真剣に学ぶことは楽しい(はずだ)、感性も重要だが、知性も大事だ。講演を聞くだけではなく、事前にテキストを読み込んで、他人の意見を聞き、自分の意見を発することで、自分を更新(バージョンアップ)できるかもしれない、作品の見方が変わるかもしれない。毎回出られなくても構いませんが、鑑賞者、制作者、研究者など広く意欲のある皆さんの参加をお待ちしています。