2024年8月18日

予告:9/7(土)GMFアート研究会<第7期>第1回のテキストが出ました!

GMFアート研究会 第7期 第1回 
アートを読み解く:絵画の内と外 メルロ=ポンティ「眼と精神」から

テキスト:モーリス・メルロ=ポンティ「眼と精神」(1964)
「メルロ=ポンティコレクション4 間接的言語と沈黙の声」(みすず書房、2002)に所収
サブテキスト:寺山修司「美術館=忘却の機会 知の劇場としての考察」(『美術手帖』1981年5月号)
※テキスト、サブテキストともに、該当部分を参加者のみPDFで共有します。
※当日は、要所を書き出したレジュメを配布します。

会 場:ギャラリー南製作所(大田区西糀谷2-22-2)
日 時:第1回目 9月7日(土) 14:00~16:00 
参加費:各回1,000円(資料代、会場代込)
ナビゲーター:木村拓也(大田区立龍子記念館学芸員)

内 容
GMFアート研究会の第7期では、「絵画の内と外」をテーマに「作品をみる」という行為を考察していきます。メルロ=ポンティは、生前最後に公開された論考「眼と精神」において、セザンヌの作品にふれながら、画家の〈外なるもの〉へ向けられたまなざし、そして〈見えるもの〉について論じています。その中で、「画家のほうが物のあいだから生まれてくる」と述べています。制作ならびに鑑賞はどのような現象として捉えられるのか、「眼と精神」から考察を深めていければと思います。
また、美術館は「しばしば『在る』ものではなく、鑑賞者の体験によって『成らしめられる』」ものとした寺山修司の「美術館=忘却の機会」をサブテキストに、まなざしによって、作品とその内外において何が生じうるのかを読み込んでいければと思います。

単発参加可です。意欲あるみなさんのご参加をお待ちしております!