楮の表皮取り(田村師匠が持参されたのは和歌山県産の楮を蒸して皮剥きした乾燥黒皮で、ギャラリーに来てから水に浸けて柔らかくしたものです)~表の鬼皮、甘皮のその下の白皮の間を剥がしていきます。
黒皮のまま1時間ほど煮出したもの(これも師匠が持参されたもの)を水に放して塵(黒皮のかす)を取り除きます。これが結構時間かかりました。
塵が落ちた楮を叩きます。叩けば叩くほど繊維が細かくなってきます。歌いながら♬
水の中に楮を放し、トロロアオイを混ぜて、いよいよ紙漉き。こちらはB4サイズ。
そして葉書サイズ。楮とトロロアオイの配分によって、和紙の趣はまるで違ってきます。
不織布をはさんで水分をとり、板に貼り付けて乾くのを待って完成です。