2018年10月1日

「東京の音」ファイナル公演・最終日

行ってきました。
生演奏はもちろんですが、ビデオ映像もよかった。
奥多摩の仕込み水を凍らせ、氷屋さんで職人さんと氷のホルンを作る過程や、八丈島で川や滝をめぐり、石や竹を削り楽器に仕上げていく過程をみながら、自然とつながって生きることを生活のなかに少しでもいれていったら、もっと楽になるよって、素朴な音が沁みこんできて教えてくれる。自然の素材を探して各地をまわり、純度の高い音を抽出していくテリエさんの一連の動きが美しい。
いろんな音楽があるけれど、ここまで自然の素材にこだわって音を作り出す人は数少ないだろう。
2月に続いて、今回もギャラリーとしてこの企画にかかわれて、本当によかった。
ノルウェーの民謡、ヨイクはまたテリエさんの音楽とぜつみょうに合う。大地からわき出る生命力、子守唄の柔らかさ、、聴いていて、日本をはじめ各国の民謡も、彼の楽器でやったらどんなふうになるかな、聴いてみたいと思った。
口琴のバリエーションもすごい。倍音効果というのは、去年モンゴルの馬頭琴ではじめてそのしくみを教わった!のですが、あれはやる人が一番美味しいんだろうな。
ともあれ、豊かな、元気がわくライブでした。
テリエさんは確か今日の飛行機で帰られたんですよね。強行軍の日本ツアー、お疲れ様でした!