2015年8月18日

#2 夏の夕べの音楽会

深い音が綾なす静寂を過ぎると・・・
ふわりと空に浮かぶ透明な紅の色が
                
 「モンセラートの朱い本(14世紀)」より「おお、輝く乙女よ」
踊り手はその短い曲の明るく澄んだ空気のなかに遊びます
  
                        
そしてなにも境目のない世界へ
空と海も融けあって
 生きているきらめきになって・・・   
 
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(12世紀)「おお、エクレシアよ」 
 
水面には静寂がもどり、チェロの音色が響き渡ります