2024年4月30日

予告:5/18(土)GMFアート研究会<第6期>第2回を開催します!

GMFアート研究会 第6期 第2回
アートを読み解く:日本文化論 「あいまいな日本の私」の所在

会 場:ギャラリー南製作所(大田区西糀谷2-22-2)
日 時:5月18日(土)14:00~16:00
参加費:各回1,000円(資料代、会場代込)
ナビゲーター:木村拓也(大田区立龍子記念館学芸員)
テキスト:大江健三郎『あいまいな日本の私』(1995年、岩波新書)
※精読箇所「あいまいな日本の私」(P1-17)、「回路を閉じた日本人でなく」(P187-204)
サブテキスト:「世界と日本と日本人(1995年3月7日)」『大江健三郎 柄谷行人 全対話』(2018年、講談社)より
※参加者用にデータ共有 P135-156
参考:アレクサンドル・コジェーヴ「第7章の注(6)」『ヘーゲル読解入門 『精神現象学』を読む』(上妻精、今野雅方訳)国文社1987年
※参加者用にデータ共有
当日は、要所を書き出したレジュメを配布します。

内 容
GMFアート研究会の第6期では、「あいまいさ」をテーマに日本文化論の視点からアートを考察し、前回は谷崎潤一郎『陰翳礼讃』(1933-34)、ロラン・バルト『表徴の帝国』(1970)を磯崎新「『陰翳礼讃』再考」とともに読みこんでいきました。第2回目の今回は、小説家・大江健三郎が1994年のノーベル文学賞受賞記念で講演した「あいまいな日本の私」から、第6期のテーマ「あいまいさ」をより深く考えていきます。前回紹介した坂口安吾「日本文化私観」(1942年)も途中でしたので解説ができればと思います。みなさんのご参加をお待ちしております。

2021年から始まったアート研究会:真剣に学ぶことは楽しい(はずだ)、感性も重要だが、知性も大事だ。講演を聞くだけではなく、事前にテキストを読み込んで、他人の意見を聞き自分の意見を発することで、新たな角度が手に入るかもしれない、失うものもあるかもしれない、自分を更新(バージョンアップ)できるかもしれない。
単発での参加も可です。意欲ある皆さんの参加をお待ちしています! 
お申し込みはギャラリー南製作所まで:2222gmf@gmail.com